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【心理学科コラム】更新しました。

 私たちは毎日のようにテレビや新聞のニュースから、日本各地に起きた犯罪事件を耳にします。皆さんは事件の話を聞いた時に、どのようなことを思いますか。例えば、「なんてひどいことが起きたんだろう」「犯人は恐ろしい人に違いない」など、事件の内容や犯人像に関心を持つ人もいれば、「被害者が気の毒だ」「被害者はどうしているのだろう」と被害者に思いを向ける人もいるでしょう。また、「何でこんな事件が起きたのだろう」「加害者はどんな生活をしてきたのだろうか」「どうすれば同じような事件を防げるのだろうか」など、事件の背景、原因、再発防止や加害者に関心を持つ人もいると思います。

 現在日本では、未成年者だけでなく成人の犯罪事件も、毎年減少しています。それでも1年間の殺人、強盗、傷害、窃盗、他で交通違反事件などは除いた刑法犯と言われる事件の認知件数は、80万件を超えています(警察庁2019.3)。そのため、ニュースに取り上げられ、私たちの耳に届く事件はごくわずかです。テレビのニュースや新聞記事、SNS上の情報として頻繁に報道され私たちが知ることのできる事件は、どちらかというと人々の関心を広く引くと言える、話題性の高いものです。その結果私たちは、ごく一部の報道等に取り上げられた内容が犯罪のすべてととらえがちになり、犯人像や事件について知識不足になりがちで、誤解をしている場合もあります。

 高校生の皆さんの中には、「なぜ人は犯罪を起こすのか」「その背景にはどんなことがあるのだろう」などの疑問を持っている人や、「事件の真相を知りたい」と思っている人がいることでしょう。10月のオープンキャンパスの体験セミナーでは、「犯罪心理鑑定」という方法を使って犯罪の真実の姿を解き明かし、どうしたらこうした事件を再び起こさないようにできるのか、参加した皆さんと一緒に考える授業を行いたいと思います。加工した架空の事例を使用して分かり易く鑑定の方法や裁判でどのように使用されるのか、鑑定した結果分かった真実などをお話したいと思います。

聞いただけでは「ひどい事件だな」と思うような犯罪の裏側に、鑑定の結果から真実が分かると、とんでもない出来事や事情があることは珍しくありません。加害者が、本当は家族の中で一番責任感があって優しい性格の持ち主であったり、家族や他の環境の持つ問題性を一人で背負いこみ、重すぎて抱えきれずに事件に走ってしまっていることもあります。真実を知ると同じ事件の見方がまったく変わってしまい、もしかして、私が同じ環境にいたら、同じ状況に立たされたら、同じような行動に走っていたかもしれないと思うことさえあります。真実を知った後の事件は私たちひとり一人にとって、遠い世界の出来事ではなくなり、わが身に照らして考えることにつながるかも知れません。

体験セミナーに参加して、皆さんに成人の犯罪や未成年者の非行に関心を広げてもらい、一緒に考えられると嬉しいです。参加をお待ちしています。 

           心理学科 教員 山田麻紗子

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