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地上レーザーで「木どうしの関係」を見える化 ~森林管理に役立つ新しい森林解析手法を提案~

ポイント

● 地上レーザー(TLS)で森林を3次元計測し、木どうしの位置関係が木の成長に与える影響を明らかにしました。

● 木の高さや枝葉の広がりだけでは分からない森林の構造を解析する新しい手法を提案しました。

● 昨年度卒業生とNPO法人エコネットあんじょうとの共同研究成果が、国際学術誌 Scandinavian Journal of Forest Research に掲載されました。


概要

フィールド生態学科の江口則和准教授らの研究チームは、昨年度卒業生(調査当時は在学生)とともに、愛知県新城市作手の人工林(「間伐の森」)を対象に、地上レーザー(TLS)による3次元計測を行い、木の太さに影響する森林の構造を解析しました。

これまで木の太さは、高さや枝葉の広がりなど、木そのものの特徴から説明されることが一般的でした。本研究では、周囲の木との距離や混み具合といった「木どうしの関係」を取り入れることで、森林の構造をより詳しく捉えられることを示しました。

この成果は、森林を3次元データで解析する新たな手法として、森林管理や間伐計画の高度化への応用が期待されます。また、本研究は、特定非営利活動法人地球温暖化対策地域協議会エコネットあんじょうとの連携により、地域の森林をフィールドとして実施したものです。

本成果は、国際学術誌 Scandinavian Journal of Forest Research に掲載されました(2026年7月2日公開)。

論文名:Separating neighborhood structural information from morphological effects in DBH variation in even-aged plantation forests

著者:Norikazu Eguchi, Misuzu Nakanishi, Shigeo Kito, Atsushi Sadamatsu

掲載誌:Scandinavian Journal of Forest Research

DOIhttps://doi.org/10.1080/02827581.2026.2698130

論文全文(期間限定で無料閲覧できます):
https://www.tandfonline.com/eprint/DNTGK2SKT9VZ8DIWNZRE/full?target=10.1080/02827581.2026.2698130

1_3D画像.png 2_森林風景.JPG

3_間伐の森.JPG

(環境科学部 フィールド生態学科 江口則和准教授)

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