第10回目の環境保全セミナー(※1)は、民間企業による自然環境保全の取り組みについてです。CSR（企業の社会的責任）の一環として、地域の自立的・持続的発展に寄与しようとする企業は年々増加していますが、その中でも社会インフラを支える一翼を担う建設コンサルタント系企業は、これまで培ってきた調査・研究についての卓越した技術や知見をもとに、自然環境保全の分野でも民間の主導的な立場となることが期待されています。そしてこうした企業では、近年この分野に特化した研究所を持つところも現れ始めました。

そこで今回のセミナーでは、応用地質株式会社 地球環境事業部 応用生態工学研究所で所長を務めておられる沖津二朗さんをゲストスピーカーとしてお招きし、地域活動の支援も含む、その広範な業務についてお話を伺います。沖津さんは、同社の技術者として長年自然環境保全に携わってこられ、特にダム事業による生態系の変化について、湖岸植生、魚類、水生生物、水質、微気象など多方面から調査・研究を重ねてこられた方です。

自然環境保全の仕事といっても、実際の中身を知る機会はなかなかありません。民間の技術者がはたしてどのような仕事や役割を果たしているのか、また業務の遂行にあたり何を課題としているのかを、多くの人が誤解しているトピックスも紐解きつつ、皆さんの目で確かめてみましょう。

本セミナーは、一般の方も、人間環境大の学生の皆さんも、どなたもご参加いただけます。ご興味のある方は、ぜひお越しください。

お申し込み方法

メールの件名に「環境保全セミナー申込」とご記入の上、以下の情報を、morimura@uhe.ac.jp（担当：守村）までお送りください。

①氏名　②フリガナ　③メールアドレス

当日参加も可能ですが、できるだけ事前のお申込みをお願いいたします。

日時：2018年11月16日（金）　17:00~18:30 (開場16:30~)

会場：人間環境大学岡崎キャンパス5号館512教室

アクセスマップ：添付資料をご覧ください。

※1) 環境保全セミナーとは、環境保全に携わる研究者や実務家をお招きし、最先端の知識や現場の動向をお話いただく講演会です。一般公開ですので、どなたもご参加いただけます。

詳しくはこちら。https://www.uhe.ac.jp/footer/eec.html

（環境科学科：守村敦郎）