令和6年3月27日(水)に総合心理学部の嘉瀬講師が、「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦～」プロジェクトチーム（略称：SOS47）の特殊詐欺対策活動の一環として、警察庁特別防犯対策監を務める杉良太郎氏に調査の結果報告と意見交換を行いました。

　嘉瀬講師は、令和5年度に当該プロジェクトの一事業である日本全国を対象とした大規模調査において、心理学的観点からの調査内容の提案とデータ解析を担当し、「特殊詐欺に対する当事者意識」を主題として「どのような啓発のメッセージが効果的か」を検証しました。分析を通して、年齢やパーソナリティによって効果的な啓発のメッセージの内容が異なるということが明らかとなり、このような結果を中心として杉対策監に報告を行いました。
　杉対策監からは「得られた結果はこれまでの経験に合致するものだ。」という総評をいただいたうえで、未解決の課題が多いことや課題解決にはより柔軟な視点が必要であることを中心として、今後のプロジェクトの方向性について示唆をいただきました。