人間環境大学

人間環境大学

大学院 人間環境学研究科

「人」と「人を取り巻く環境」について、 総合的に研究します。

教育・研究の理念

人間にとっての「環境」とは、単にその中に存在し活動するといった意味をもつだけでなく、自らが創造し利用するといった意味ももっています。しかし、地球温暖化や家庭崩壊といった現代社会の抱える問題に代表されるように、人間と環境の関係は危機的な状況にあります。そして、このような結果を招いた背後には、人間と環境の関わりを単純な関係に還元して理解してきた近代科学や学問研究のありかたに根本的な問題があると考えられます。

このような認識に立脚して、人間と環境の関わりを問い直し、学問の根本からの改革を実現していくことが、本研究科の研究・教育の目的となります。そして、今日の教育やモラルの問題が、教養教育、人格教育の欠如にあるという認識のもとに、人類社会に貢献する人格の育成にも積極的に取り組んでいきます。

教育・研究の特色

人間と環境の関わりについて総合的に研究することを目的として、本研究科では、3つのアスペクトから研究・教育をすすめていきます。

第一のアスペクトは、科学技術や経済活動の発展と地球環境の保護といった対立する問題の解決に取り組み、豊かな未来を創出するために有効な方法を見出すことです。第二のアスペクトは、現代社会が陥っている精神の危機的状況を分析し、その危機を克服していくことです。そして第三のアスペクトは、人間がこれまでの歴史のなかで形成してきた技術、芸術、文学、思想などの文化環境を振り返って考察することです。

本研究科では、これらの3つのアスペクトに対応して、人間環境研究指導分野、臨床心理研究指導分野、日本文化研究指導分野という三分野の科目群を設け、それらの分野での横断的かつ総合的な研究を可能にするカリキュラムが編成されています。学生は、研究指導を受ける教員が担当する演習・実習科目や講義科目を受講するだけでなく、三分野すべての科目を受講することによって、「人間環境学」を修めることになります。

入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

人間環境学研究科では、人間環境に関する専門的な知識と技能を修得しつつ、総合的かつ創造的に学問を探求することができ、研究諸課題の発見とその解決に向けて主体的に取り組むことのできる人を求めます。

人間環境研究指導分野

人間環境研究指導分野では、環境は人間の存在と諸活動の基盤になると同時に、その人間によってたえず形成されていくものであるという基本理解に立ち、教育研究を実践しています。したがって、環境とかかわる人間とその活動について深く理解したうえで、経済活動や、環境の評価、保全、リスク管理など、問題の本質に目を向けた様々な研究を行っています。

こうした人間環境研究指導分野での学びにより、環境問題の科学技術、文化、政策、社会、経済などの諸側面がかかわる対立的な問題に対する総合的な知識と洞察力を身につけ、問題の本質を立体的に把握することができる人材を育成します。修士課程修了後の進路には、人間環境分野の研究者になるために、他大学の博士課程、及び博士後期課程へ進学することがあげられます。また、地球環境や経済活動についての高度な知識を必要とする職業に就き、わが国の諸産業が直面する問題を解決していくという道もあります。

臨床心理研究指導分野

現代社会の危機は人間の精神の領域においても、いじめ、不登校、自殺、犯罪、そしてさまざまな精神疾患など、深刻な問題をもたらしています。この精神の危機状況に対して、人々の心を援助しようとする臨床心理学の研究と、その職業実践家としての臨床心理士の養成は、現代の日本社会の切実な課題として求められています。臨床心理研究指導分野では、精神や心のはたらきについて、表出される言葉や行動にとどまらず、夢やイメージ、遊びや語りの探究を通じて深層の世界を解明し、理解を深める教育研究を目指します。

人間環境大学大学院人間環境学研究科の臨床心理研究指導分野では、臨床心理士資格認定協会のガイドラインに沿った科目編成がなされ、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会第1種指定大学院に認定されています。臨床心理の理論的支柱と専門的技法について学び、さらには心に対する深い洞察の大切さを探究して、大学院修了後は臨床心理士の資格取得を目指します。そして、専門的な臨床心理学的手法を身につけた職業人として、社会で活躍していきます。

臨床心理研究指導分野教員紹介

修了生からのメッセージ

立松昌憲さん 2007年3月修了(精神科クリニック臨床心理士)

現在勤務しているクリニックでは、主に発達障害の疑いや不登校状態の子どもの患者さんやその親御さん、人間関係での悩みなどで心身のバランスを崩した大人の患者さんへのカウンセリングや心理検査を実施しながら、少しでも患者さんが日常生活を過ごしやすくなるような関わりを心がけています。そういった心構えの基礎は、大学院での実習で直接患者さんと関わり、後日、患者さんの気持ちや関わる際の留意点などを指導教員のスーパービジョンを受けながら理解を深めていくことで築いていったように感じています。
大学院修了後も、教員と修了生による研究会で、患者さんの話に丁寧に耳を傾け続けながら患者さんが悩んでいる現状とその背景を理解する大切さや難しさ、患者さんの治療に役立つように心理検査結果を解釈する際の視点、自分自身の患者さんへの関わり方の特徴に関する問題点などを理解することができ、研究会は臨床心理士としての姿勢を再確認する貴重な場となっています。

米澤由実子 さん 

臨床心理実習の時間が多く取られているのは、本大学院の魅力です。大学附属の臨床心理相談室があるので、子どものプレイセラピーについて丁寧に学ぶことができます。また、学外の専門機関による実習では、他職種との連携についても学ぶことができます。広い視点で物事を捉えようとする姿勢が身に付き、修了後すぐ就職しても活躍できる力が養われます。
私が勤める児童養護施設では、幼少期から親元を離れて育つ子どもたちの心の支援を、保育士や児童指導員と連携して行っています。特に、心理職である私は、玩具や描画、箱庭などを通して、子どもが言葉にはできない想いを理解し、汲み取ることが求められ、実習での経験がまさに活かされています。
心理職は、危機的な状況のときほど必要となる職種です。そのため、絶えず支援の在り方を学ぶことが大切です。本大学院では、医療・教育・福祉の領域で働く修了生のための研究会があり、修了後の自己研鑽の機会となるだけでなく、そこでの仲間との時間が自身の心の支えとなっています。

日本文化研究指導分野

日本文化研究指導分野が目指すのは、日本の様々な環境と人間とのかかわりのなかで生まれた日本文化、そして、その日本の文化環境のなかでこれから新たに形成されるべき日本文化の可能性についての教育と研究です。つまり、日本文化の原論的な考察をふまえ、文化の継承と新たな日本文化の可能性の探究を行います。日本の言語文化の可能性、文献と資料の厳密な吟味に基づいた日本史学的研究、古代から日本文化の規範の役割を果たしてきた中国文化の意義の再考なども、この研究指導分野において探究されるテーマとなります。

日本文化研究指導分野では、日本の伝統文化の精神を、その風土や自然・社会、芸術・文学・思想などの側面から多面的に理解するとともに、その現代にいたる歴史の深い知識をもって、日本文化の全体と可能性とを総合的に把握する研究者や教育者として活躍する人材を育成します。

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