
人間(人)は、地球という恵まれた環境に住んでいます。皆さんが、知っているように地球は、太陽系の中心である太陽という熱(光)を放つ恒星から極めて微妙な位置を回っている惑星です。そのおかげで、人が生きてゆける十分な酸素を含んだ大気、適度な温度、そして潤沢な水に恵まれています。地球に比べ、水星や金星のように太陽により近かったり、火星や木星、土星のようにより遠いと、地球のような環境は得られません。地球のように恵まれた環境の惑星は、広い宇宙でもそう多くないと想像されています。
人は、それを取りまく地球という素晴らしい環境の中に存在する生物の一つです。別のいい方をすれば、人はこの地球という環境の中で生かされているものともいえます。
本学はその「人間環境」を学ぶ、極めて広い学問領域をその対象としています。本学学生は、この広い、やりがいのある学問領域を修めるために、大学の本質である「自学自習」という立場を確立して欲しいと思います。また、それらを通し、卒業時には「自立して、調査、計画(企画)立案、行動ができる人材」となることを願っています。そのために、1年次から少人数学習(small group learning; SGL)を取り入れ、自らが問題を解決する能力を身につけさせたいと思い、現在検討中です。教員も、学生と一緒に考え、その方向付けを行うよろこびを得て、この大学でしかできない教育を行い、この大学でしか育たない人材を作り出し、本学の卒業生として社会へ向けて輩出して行くことを第一の目標としています。
私は、長い間、医学・医療という面から人を見てきました。身体的(器質的)な問題を持っている人、機能的な問題を持っている人、あるいは精神的な問題を持っている人がその対象です。同時に、大学で教授職をしていた関係から、主として医学教育を通して医学部学生にも長く接してきました。これらのことがらも、いうならば「人間環境」そのものを勉強し、研究し、実践してきたことになります。これからも、その経験を生かし、本学の発展に寄与したいと思っています。
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- プロフィール
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経歴
1944年7月 東京都出身 1969年 日本医科大学卒業、医師国家試験合格(医師) 1973年 日本医科大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士) 職歴
2000〜2006年 日本医科大学大学院医学研究科長 2010年〜 日本医科大学名誉教授 学会役員など
日本耳鼻咽喉科学会理事長(2006年〜2008年、2010年〜現在)
国際耳鼻咽喉科連合(IFOS)理事(2005年〜現在)
Collegium Oto-Rhino-Laryngologicum Amicitate Sacurum会員(1994年〜現在)
アジア・オセアニア耳鼻咽喉科学会理事(2007年〜現在)
Barany協会会員(1980年〜現在)
日本学術会議連携会委員(2006年〜現在)
日本専門医制評価・認定機構理事(2004年〜現在)
国際耳鼻咽喉科学振興会理事常務理事(2003年〜現在)
日本医学会幹事(2008年〜現在)など社会的活動
東京都医師会学術委員会委員
厚生省医師国家試験委員
厚生省医療関係者審議会専門委員
東京都医師会学術委員会副委員長
日本学術振興会科学研究費委員会専門委員
大学評価学位授与機構医学系(医学)研究評価専門委員会委員
日本私立学校振興・共済事業団 私立学校等経常費補助金特別補助検討委員会委員
文部科学省私立大学教育研究高度化推進専門委員会委員
日本学術振興会特別研究等審査委員会専門委員
日本高等教育評価機構評価員


