一人ひとりに寄り添う姿勢
心理学は、人間の心と行動について研究する学問です。ある出来事や状況から人が受ける影響、およびそれに対してとる行動について調べ、そこに一般的な法則を見出そうとします。
本学の設立に携わり、そしてわが国の臨床心理学を長年にわたって牽引されてきた故河合隼雄先生は、それに対して一人ひとりの個性的なあり方を重視し、その人ならではの心の状態や行動を例外として排除することなく、そこにこそその人を理解する大切な鍵があるとしました。心理学科では、河合先生をはじめ、多くの先人たちから受け継がれてきた、「一人ひとりに寄り添う心理支援」を重視した教育を行っています。